●「マスタング」がフルモデルチェンジ●
-先祖帰りという意味ではライバルフォードも同じ傾向か?-
マスタングもマックイーンがサンフランシスコの街を激走した初代モデル以降、日本人の感覚からは法外なほどの巨大化を果たした後に今度は急激な小型化を繰り返し、昨今のモデルは立派な反面、いささかパンチ不足が否めなかった。
しかしそんなマッスルカーも、この時代になって、かつてのノルタルジックな感覚漂うニューモデルを打ち出し始めた。そもそもアメリカの自動車メーカーは、かつて「時代にそぐわない」と実にあっさり衰退した(自らが衰退させた)老舗ブランドを、ビジネスライクにバシバシ消滅させてきた。しかしフォードの金字塔「マスタング」はこの度、目出度く復権を果たすこととなったのである。そのワイルドなスタイルはなかなかのもの。当面はこのスタイリングを愉しめる時代が続きそうだ。
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