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マイトガイ「S」の自動車特選街: 2004年1月アーカイブ

2004年1月アーカイブ

●銀色のクルマが安全?●
ー銀色車の重大交通事故遭遇率が白い車の4割?ー
 ニュージーランド・オークランド大学の研究チームが、1998年4月から99年6月、オークランドで発生した交通事故のうち重大事故を抽出。英医学誌「ブリティッシュ・メディカル・ジャーナル」で、茶色や黒の車の重大事故率が白の2倍であったとの調査結果が発表された模様。同チームではクルマの構成比の中、仮に銀色車の比率が増えるなら、交通事故の死傷者が減る可能性があると指摘したそう。

 より具体的には、白の車が重大事故に遭う確率を1とした場合、銀色の車の重大事故率が0.4と最も低かった。ちなみに2位は灰色の0.6。茶色の2.1、黒の2.0、緑の1.8と順次高い重大事故率データを記録。そいでもって青0.9や黄色0.8、赤0・7は白と大差ないという結果。

 でも車種そのものの分類をしたのかは不明。そう言えば米国でホワイト車といえば、日本人が考えるイメージとは随分違う。実は相当スポーツ感覚のある車車色という感覚だ。実際あちらのクーペやSUVにはホワイトカラーが映える。

つまり、こういう調査結果はそのクルマ・車体色を選ぶ背景も考えなきゃいけないのである。 一方、日本で白いクルマと云うと、バブル期のディズニーランドで自分のクルマが見つけられないほど、白いマークⅡやソアラなんかが流行った。

その後、ヴィッツがこうしたモノトーン志向を打破。当時のオートカラーアワードを受賞した。しかし今でも白いクルマが好きな国民性というのは根強く残っている。少し前には、モデル末期の販売不振時にホワイトカラーエディションを投入するというケースが多かったし。そのうちお目当てのクルマにホワイトの特別仕様が出ると、その固体はモデルチェンジが近いというサインとしても受け取れる。これは日本独自の傾向である。

●「マスタング」がフルモデルチェンジ●
-先祖帰りという意味ではライバルフォードも同じ傾向か?-
マスタングもマックイーンがサンフランシスコの街を激走した初代モデル以降、日本人の感覚からは法外なほどの巨大化を果たした後に今度は急激な小型化を繰り返し、昨今のモデルは立派な反面、いささかパンチ不足が否めなかった。

しかしそんなマッスルカーも、この時代になって、かつてのノルタルジックな感覚漂うニューモデルを打ち出し始めた。そもそもアメリカの自動車メーカーは、かつて「時代にそぐわない」と実にあっさり衰退した(自らが衰退させた)老舗ブランドを、ビジネスライクにバシバシ消滅させてきた。しかしフォードの金字塔「マスタング」はこの度、目出度く復権を果たすこととなったのである。そのワイルドなスタイルはなかなかのもの。当面はこのスタイリングを愉しめる時代が続きそうだ。

2004,01.04
●6世代目となるアメリカンマッスル「シボレー・コルベットC6」デビュー●
−基本はワールドカーテイストを盛り込んだ先代C5の構想を承継−
 世界レベルでは、我らがトヨタを筆頭とする数多の競合メーカーの追従を許さず、圧倒的優位に立つGM。けれども肝心のお膝元米国では、Fシリーズを配する宿敵フォードがRVマーケットで善戦。ブランド人気という面では、今日でも互いに激しいデットヒートを繰り返している。

そんな中、同社は2005年型となる新型シボレー・コルベットC6を、2004年1月開催のデトロイト・北米国際自動車ショーで初公開する。気になるこの2005年型コルベット。車体全域を完全に新設計したブランニューモデルというふれこみ。ちなみに先代C6のデキは日本国内でも比較的好評だった。

実際、かつてのアメ車特有のマイナートラブルは今となっては昔話。ゴリゴリしたパワーフィールは幾らか減じたが、その走りは欧州スポーツカーとまさに互角。ある意味、欧州車を仮想好敵手として設定していた、初代モデルC1と同じ設計コンセプトとなった訳だ。

いわば先祖帰りしたといって良い。で新たなC6、こっちの生産開始は今年第3四半期からの予定。西海岸一帯ではこれがなきゃどーにもならないコンバーチブルモデルも、年内には登場する運びだ。

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